March 01, 2010
東京Ruby会議03が無事に終了しました。講師のみなさん、ご来場者のみなさん、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
講演はどれもすばらしい内容で、平易な内容からひとつひとつ組み立てていって、高度な内容にいたる構成になっていて、とても理解しやすかったです。知っているようで知らない、使っているようで使えていない、そういう題材がテーマになっていたので、どれも興味深く聞くことができました。どの講演も「自分の道具を知ることで、自分を知る」という東京Ruby会議03のテーマにそった内容になったのではないかとおもっています。
それから、ワークショップの評判もよかったですね。こちらは、多種多様な内容でRubyの層の広さを伝えることができました。実のところ、ワークショップというのは、私の初期構想にはいっていませんでした。他のスタッフとミーティングを通じてでてきたアイデアです。みなさんが一番楽しんでいただけたようで、なによりです。
川口さん、クオリティの高い動画配信をありがとうございました。正直なところ、動画配信にはこだわっていなかったので、川口さんがいなければ動画配信はありませんでした。東京Ruby会議03を動画配信で見た人は川口さんに感謝をするといいですよ。あと、辛抱強く我々に付き合ってくれた娘さんも感謝!
そして、会場提供をしてくださった日本オラクル株式会社にも感謝します。担当いただいた山口さんをはじめとする日本オラクルの方には大変にお世話になりました。また、株式会社万葉には、打ち合わせ会場や荷物の受け取りなどでご協力いただきました。ありがとうございました。
東京Ruby会議03の準備には、およそ半年をかけています。去年の10月に居酒屋で相澤さんや小芝さん、その他のみなさんとアイデアを話したのが実質的な始まりです。このときに既に、90分1コマでやるということをが決まっていました。
11月には、日本オラクル株式会社の伊東さんや山口さんと会場をお借りする話をしています。こういうハイスペックな会場を無料でお借りできることは、本当にありがたいことです。日本ではコミュニティイベントというと無料と相場が決っていますが、このように無料でお借りできる会場がなければ、それも成り立たないわけです。
12月には、東京Ruby会議03としてキックオフミーティングをしました。この時点ですでにプログラムを確定しています。ワークショップのアイデアについては、先に書いた通りこのときにでてきました。それまでは、和田さんにソフトウェア品質保証とTDDについて話してもらうつもりでいましたが、他のスタッフの反対にあってワークショップになったという経緯があります。
ああ、それから、その前に趣意書を書いていたのかな。今回、書いた趣意書が全然役に立たなくて、よい勉強になりました。趣意書は、そのイベントでどうしようか迷ったときに、その趣意書に立ち返って道すじを定めるためのものです。誰に何を話してもらうのか、どんな人に来てもらいたいのか、バナナはおやつに入るのか、迷ったときには、趣意書にはこう書いたから、こうするのだと決めるためのツールです。そうであるべきなのに、「こういう手段でやりたい」という趣意書を書いてしまったので、全然役に立たなかったのでした。これから趣意書を書く人は、注意をするといいとおもいます。
その後は、月1回のペースでミーティングを重ねました。ミーティングは、事前に用意した議題にそって議事録をつくりながら決定していくスタイルで、最後にTODOをアウトプットとしてだしました。次のミーティングでは、まず前回のTODO消化状況を確認してから、同じように打ち合わせをしていくというわけです。毎回の打ち合わせが濃密で、有意義だったのは、このスタイルによるところが大きかったとおもっています。
スタッフひとりひとりのみなさんとは懇親会で懇親できましたので、多くを書くことはしません。ただ、今回のイベントでスタッフを初体験という人がとても多かったのは、ちょっと嬉しいところでした。コミュニティとかいっても、なんかそういうものがあるってわけじゃなくて、なんとなく、こんなものです。
えーと、最後に。何度か表明をしていますが、私は次の東京Ruby会議を主催するつもりはありません。私は、ただの参加者でいたい! というわけで、有志の方は企画を練るといいとおもいますよ。
追記:それから、やたら評判のいいサイトデザインとTシャツ、名札などデザインワークは関谷さんのおかげです。ありがとうございました。
February 15, 2010
LightRoomでトイカメラ風クロスプロセス現像をする手順について説明します。LightRoomを利用すれば、こうしたことも簡単にできるのでオススメです。
今回は、LightRoomの機能を利用して、次の画像のようにRAW画像を現像していきます。

0. 元画像を用意する
最初に写真を撮りましょう。ブログの記事を書こうと思いたったところ、目の前にミカンがあったので、それを撮りました。

1. 正方形にトリミングする
トイカメラで利用されるブローニーフィルムでは、6×6cm判といって正方形の写真が撮れます。まずは、それっぽくするためにトリミングをしましょう。メニューの「表示」から「切り抜き」を選択します。このとき表示されるガイドは、デフォルトの「3 × 3」ばかりではありません。「表示」から「ガイドオーバーレイを切り抜き」を選択し、サブメニューにある「黄金比」や「黄金螺旋」を選択することで、他のガイドを表示させることもできます。

2. 自動ホワイトバランス
次に、ホワイトバランスを修正します。これは、画像の加工をするときに、スタート地点をつくるという意味で行ないます。メニューから「自動ホワイトバランス」を選択します。好みで「自動階調」を実行してもかまいませんが、すぐ後に露出をいじるので、あまり意味はありません。

3. 露出オーバーにする
トイカメラ風に露出をオーバーにしてみましょう。すると、写真にゆるい雰囲気がでてきます。ハイライトではディティールが飛んでしまうくらい、思い切ってやってみるのがコツのようです。右側のパネルから「露光量」をプラス方向へ調整します。

4. 明暗別色補正を設定する
クロスプロセス風に色を転ばせます。右側のパネルにある「明暗別色補正」を設定します。今回は、ハイライトを緑系の色に、シャドウを青系の色に設定しました。雰囲気を出すために、色々な組み合わせも試してみましょう。

5. 周辺光量を下げる
トイカメラでは、トンネルエフェクトといって写真の端の方が暗くなってしまいます。これは、「周辺光量補正」によって調整します。あまりやりすぎると、わざとらしくなってしまうので、「適用量」のほかに「ぼかし」を多くしたりして調整をします。

6. 最後に調整
そのほかにも、荒い粒子感を出すためにシャープをかけたり、コントラストを強めにしたりして調整をします。

以上で完了です。ここでしたレタッチはプリセットとして保存することで、他の写真に簡単に適用することもできるようになります。
February 12, 2010
業務委託契約には、請負契約と準委任契約という2つの形態がある。請負契約は、仕事の完成を約束し、それに対して対価を受け取る契約である。準委任契約は、善良な管理者の注意をもって委任された事務の処理を行なう契約である。
アジャイル開発は、開発中のスコープ変更を許容する。つまり、事前にどのような仕事を完成させるかということを決めることができない。そうすると、どのような仕事を完成させるか決める請負契約は結べないことになる。これは当然のことだ。
では、準委任契約にすれば良いかというと、そうそう単純な話ではない。受注者側、発注者側の双方にデメリットがある。
受注者側のデメリットは、準委任契約では従業員一人あたりの売上が確保できないという問題がある。準委任契約は、事務の処理に対して対価が支払われるので、月あたりいくらという支払い形態になる。
例えば、人月単価を100万円の契約だとしよう。すると、従業員一人あたり年間1,200万円の売り上げとなる。これは、大手SIerの水準からみると大変低い売り上げだ。その一方で、現在の水準から逆算して人月単価を決めるとなると、相場からかけ離れて高くなってしまう。
発注者にとっても不都合がある。それは、発注者が自分の責任でシステムを完成させなければならないことだ。こうした状況は、ほとんどの発注者にとって悪夢のような状況だろう。レストランへ行って、コックを指示し、自分の責任で料理を完成しなければならないようなものだ。プロフェッショナルが、そうでない人に責任を押し付けるスタイルだ。
もし、契約をごまかして、アジャイル風の枠組みを導入するというのなら、ステークホルダを騙すということだ。ゴールを決めないまま完成だけを約束するというごまかしだ。そういったものは、もはやビジネスではない。
アジャイル開発の推進者たちは、契約の問題について真摯に向き合っていない。だいたい話を聞くと、契約をごまかす詐欺師か、SIer撲滅を願っている誇大妄想者というのがオチだ。
※ 本記事はジョークです。



