サン流だけど一流のバグ管理心得

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Java EE 5のStar Spec LeadであるBill ShannonがGlassfishのメーリングリストにバグの考え方の話を投稿してたんで、勢いで翻訳しちゃう。

大規模開発のときのバグ管理の心構えとしても興味深いですね

ちがう、ちがう、ちがう。

バグポートフォリオをどうやって使うのかを、また説明しなきゃいけないようだね。もう毎回ずっと、ああもう、8年くらい? リリースのたびに説明してこなかったっけ?

バグにそもそものプライオリティなんかないんだ。バグはプライオリティとともにうまれるわけじゃない。バグのプライオリティってのは、我々の決定なんだ。単なる技術的な決定じゃない。単なるバグの影響度でもない。単なる重大性でもない。バグは、リソース、ビジネス上の判断なんかによって、決定されるもんなんだ。

バグの優先度は、意思決定プロセスの結果なんだよ。つまり、どれがバグで、どれがバグじゃないのかって決めたことのね。

もし、あるバグを絶対、確実にFCSの前に直さなければならなくて、そいつがFCSの前に直っていないならば、絶対にその一つのバグが直されるまでリリースを止めなきゃいけない、それをP3としてマークするんだ。ベータ版のときもおんなじように、P2ってマークするんだ。どんなにP1バグってのが重大なものか理解できるだろ?

単に直したいってだけなら、それはP4バグなんだよ。

もし、P4バグを担当していて、それをFCSまでに直したい、でもそれを忘れないようにしたいってなら、「ターゲットリリース」のところに、それまでに直そうとするリリースのバージョンを書いておこう。

それで、もしそんなすぐに直したくないP4バグがあるなら、そう、それがP5バグがある理由なんだよ。

バグに変なキーワードを加えちゃだめだ。

これが900のバグを管理する方法なんだ。バグをカテゴリーにわけるのは管理できるようにしているんだ。注目に値するバグってのは、なにがなんでも絶対に直さなきゃならないもんだ。そういうバグが900よりも少ないくないっていうのなら、なんか深刻な問題があるってことなんだ。

バグを報告するときにおぼえておこう。バグを割り当てるときにおぼえておこう。バグを評価するときにおぼえておこう。もし、バグの優先度が正しいってことをコンスタントに証明できないのならば、管理もできない無数のバグで大混乱にみまわれることになるんだ。

あー、バグ一覧に、Glassfishにつっこむコンポーネント全部がはいってない。それもおんなじようにカウントする必要がある。

追記:inoueさんのご指摘に従って、いくつかの部分を修正しました。ありがとうございます。

コメント(4)

yone098 :

実に興味深く読んじゃいましたよ。
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>バグの優先度は、意思決定プロセスの結果なんだよ。
>つまり、どれがバグで、どれがバグじゃないのかって決めたことのね。
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なるほどねと思いつつ、自身のバグ管理の考え方を再考したりしつつ。

takai :

うん、そこは萌えポインツですよね

inoue :

面白いメールの紹介、ありがとうございました。

P5バグに関する下りは誤訳な気がします。P4のうち、しばらく気にかける必要の無い優先度が、P5がある理由、という文意ではないでしょうか。

If we think a bug absolutely...の訳も微妙に感じます。あるバグ("a bug")と、"that one single bug"と"(make it as a P3の)it"は同じモノを指していると思います。

takai :

ありがとうございます。P5バグは存在しますね。なんで間違えたんだろう。

あと、後段のご指摘もありがとうございます。訳を見直しました。

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著者について

高井直人
高井 直人
takai@recompile.net

ソフトウェアエンジニア。1977年横浜生まれ。大学在学中からネットワークや情報技術にたずさわる。Web制作会社などを経て、現在はシステムインテグレータに勤務。エンタープライズRubyをテーマに社内標準の策定などに従事している。

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