アジャイルレトロスペクティブ――強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き

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訳者である角さんから、『アジャイルレトロスペクティブ――強いチームを育てる「ふりかえり」の手引き』をご献本いただきました。ありがとうございます。原稿をおえて、ようやく読了しましたので、感想を書きます。

みなさん、ふりかえりの効用を実感したことがありますか。あまりふりかえりの効用ってないよなあって感じている方は、多いのではないでしょうか。そういう方は、ふりかえりって個人的なもので、最後にやるものだとおもっていませんか。実は、私もそう思っていました。

本書では、ふりかえりをイテレーティブでインクリメンタルなものとして再定義します。ふりかえりをチームが共有し、プロセスを改善していく原動力とするのです。

ふりかえりを有意義なものとするためには、その時間をしっかりとした構造を持つものとして導く必要がありますし、その構造にそった適切なアクティビティを採用しなくてはなりません。この本には、有意義なふりかえりをすぐにでも実施できるようなヒントがつまっています。

なるほど、これは効きそうです。私は社外の技術勉強会によく参加します。色々なテーマの勉強会が開催されるのですが、継続的に続いているものもあれば、最初の数回で立ち消えになってしまう勉強会もあります。

長く続く勉強会と、そうでない勉強会の両者の違いは何でしょうか。まあこういう文脈なら、答はおのずとわかりますね。そうです、長く続いている勉強会は、必ず最後にふりかえりの時間を設けてあるのです。

継続的に発展させるために、イテレーティブでインクリメンタルなふりかえりは絶対的に効果があります! 本書のふりかえりの技法は、アジャイル開発プロセスの一部として洗練されていった実践ですが、その適用範囲はアジャイル開発にとどまりません。

読んで勉強になる本は久々でした。角さん、良書の翻訳ありがとうございました。

それと、最後に。訳者ふりかえりにある「妻のぞみに感謝します」の一文が輝いていますね! ご結婚おめでとうございます!!

ちなみに、Amazonでは売り切れていますが、ビーケーワンでは入手可能です。
http://www.bk1.jp/product/02923224

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著者について

高井直人
高井 直人
takai@recompile.net

ソフトウェアエンジニア。1977年横浜生まれ。大学在学中からネットワークや情報技術にたずさわる。Web制作会社などを経て、現在はシステムインテグレータに勤務。エンタープライズRubyをテーマに社内標準の策定などに従事している。

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