Choco60 という自作キーボードを設計した

同僚と自作キーボードについて話をするたびにでるのが、分割された Happy Hacking Keyboard ( HHKB )が欲しいという声です。 HHKB はプログラマーに人気のキーボードですから、その声が上がるというのも理解できます。そして、一般的に手にはいる自作キーボードキットで、そのまま HHKB レイアウトのものというのは見当たりません。それなら、自分つくってしまいましょうという経緯で生まれたのが Choco60 です。甘くて、みんなが欲しがるチョコレート、 Choco60 はそんなキーボードであったらいいなと思っています。

Choco60

Choco60 は、私が設計、開発した自作キーボードです。いわゆる 60% キーボードのカテゴリーで、 62 キーのキーボードです。 Cocoa40 の姉妹モデルとして設計してあります。

一番の特徴は、いわゆる HHKB 配列を採用していることです。HHKB 配列は海外のカスタムキーボードでも人気のある配列で、多くのキーキャップセットも HHKB 配列に対応しています。私自身も大学生のころからのユーザーだったこともあり、思い入れのある配列です。

HHKB のスペースバーは 6U サイズとなっていますので、 左側に 2.75U 、右側に 1U + 2.25U で分割しています。このスペースバーの分割方法は、一般的なキーキャップのセットが利用できるように考慮したものです。キーキャップの共同購入では、スペースバーのセットがオプションとして選べることが多くあります。そこに 2.75U と 2.25U のスペースバーが含まれていていれば Choco60 でも利用することができます。さらに、 1U のスペースキーがあればなお良し、です。

キーボードのマイクロコントローラーとして Pro Micro を採用し、ファームウェアを QMK で用意しています。これは一般的な自作キーボードキットと同様です。アンダーグローには対応していません。いつもの通りのアクリルプレートで PCB をはさむサンドイッチマウントという構造です。

写真のキーキャップは GMK 9009 です。人気のキーセットで、私が知ったときにはグループバイが終了していたのですが、運良くセカンドハンズでゆずっていただくことができました。スイッチは Matcha color がきれいな FEI switch です。スイッチのハウジングには、Christo-Lube MCG 129 というグリスを塗布し、スプリングには Krytox 105 というオイルを塗布しています。スタビライザーは GMK のスタビライザーを使用していて、こちらも Christo-Lube MCG 129 で潤滑しています。

Choco60 については、私がこれまで設計した Nomu30 や Cocoa40 とあわせて、キーボードキットとしてみなさんの手に入るように準備中です。あまり手がないものですから Nomu30 から順番に少しずつ頒布していく計画です。もし、この記事を読んで欲しいとおもってくださる方がいましたら、どうか気長にお待ちください。